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中学生でもわかる 相続のしくみと流れ
相続とは、人が亡くなったときに、その人が持っていた財産を家族などが引き継ぐことです。
相続には期限のある手続きが多く、順番を間違えると大きなトラブルや損につながることがあります。
ここでは、相続の流れ・相続人の決まり方・相続税の計算方法を、できるだけ分かりやすく説明します。
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■ 相続の全体の流れ
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相続は「亡くなったことを知った日の翌日」からスタートします。
① 3か月以内:相続するかどうかを決める
② 4か月以内:亡くなった人の確定申告
③ 10か月以内:相続税の申告と納税
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■ ① 3か月以内にやること
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まず行うのは、次の確認です。
・遺言書があるかどうか
・相続人が誰か
・財産の内容(預金・不動産・借金など)
相続には次の3つの選択があります。
・すべて相続する
・相続放棄(一切もらわない)
・限定承認(プラスの財産の範囲だけ相続)
借金が多い場合は、相続放棄や限定承認を選ぶこともできます。
ただし、これらは3か月以内に家庭裁判所で手続きが必要です。
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■ ② 4か月以内にやること(準確定申告)
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亡くなった人が事業をしていたり、年金収入が多かった場合は、
相続人が代わりに確定申告をします。これを「準確定申告」といいます。
医療費控除や社会保険料控除なども、亡くなるまでに支払った分は使えます。
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■ ③ 10か月以内にやること
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・遺産分割協議(誰が何を相続するか話し合う)
・相続税の申告と納税
・預金や不動産の名義変更
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■ 相続人の決まり方
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配偶者は必ず相続人になります。
それ以外は次の順番です。
第1順位:子(子が亡くなっていれば孫)
第2順位:親
第3順位:兄弟姉妹(亡くなっていれば甥・姪)
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■ 代襲相続とは
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本来相続する人が亡くなっている場合、その子が代わりに相続する制度です。
孫や甥・姪が相続人になることがあります。
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■ 法定相続割合
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・配偶者+子:配偶者1/2、子で残り1/2
・配偶者+親:配偶者2/3、親で1/3
・配偶者+兄弟姉妹:配偶者3/4、兄弟姉妹で1/4
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■ 遺留分とは
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遺言書があっても、最低限もらえる取り分があります。
これを遺留分といい、配偶者・子・親に認められています。
兄弟姉妹には遺留分はありません。
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■ 相続税の基礎控除
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相続税には「基礎控除」があります。
3000万円 + 600万円 × 相続人の数
これ以下なら相続税の申告は不要です。
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■ 相続税の計算方法
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法定相続分ごとに
「取得金額 × 税率 − 控除額」
で計算します。
配偶者には大きな特例があり、
1億6000万円まで相続税がかかりません。
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■ 相続税を減らすポイント
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・生命保険を活用する
・嫁や婿を養子にする
・生前に資産を使う
財産が多い場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。
【2026年最新】「年収の壁」が変わる!みんなの税金はどうなる?中学生でもわかる徹底解説
「お母さんがパートの時間を調整している」「103万円を超えると損をする」…そんな話を聞いたことはありませんか?
2026年から、日本の税金のルールが大きく変わろうとしています。これまでは「働きすぎると損をする」という不思議な仕組みがありましたが、それがついに見直されます。
今回は、難しいニュースを世界一わかりやすく解説します!
1. そもそも「年収の壁」ってなに?
これまでのルールでは、パートやアルバイトで働く人が年収103万円を超えると、自分に「所得税」という税金がかかり、さらに家族(主に夫や親)の税金も安くならなくなる(配偶者控除が減る)仕組みでした。
これが原因で、「本当はもっと働きたいのに、103万円を超えないように仕事をセーブする」という人がたくさんいました。これが**「103万円の壁」**です。
2. 2026年、何が変わるの?
政府は、この壁を大きく引き上げることを決めました。
- 基礎控除の引き上げ: 税金がかかり始めるライン(現在は103万円)を、大幅にアップさせます。
- 目的: 物価が上がっている今の時代に合わせて、手取り額を増やし、みんなが自由に働けるようにするためです。
3. 私たちの生活はどう変わる?
この変更によって、主に3つのメリットがあります。
- 手取りが増える! 税金がかからない範囲が広がるので、同じだけ働いても、自分の手元に残るお金が増えます。
- 時間を気にせず働ける! 「今月は働きすぎたからシフトを減らさなきゃ」という悩みが減り、人手不足のお店や会社も助かります。
- 学生バイトも安心! 大学生のバイトなども、これまでは103万円を超えると親の税金が高くなって怒られる…なんてことがありましたが、その心配も少なくなります。
4. まとめ
2026年からの変更は、**「がんばって働いた人が、そのままちゃんとお金をもらえる仕組み」**へのアップデートです。
税金のルールが変わることは、私たちの生活のレベルが変わることと同じです。今のうちから「自分たちの家ではどうなるかな?」と家族で話題にしてみてくださいね!
中学生でもわかる相続税と税務署のチェックの話
はじめに
相続税(そうぞくぜい)は、家族が亡くなったときに、その人が残した財産にかかる税金です。
昔は「お金持ちだけが払う税金」と思われていましたが、今では亡くなる人の約10人に1人が相続税を払う時代になっています。
つまり、相続税は私たちにとって、とても身近な税金になっているのです。
相続税がかかる人は増えている
国の調べでは、毎年たくさんの相続税調査が行われています。
その中で、申告漏れや間違いが見つかるケースはとても多く、追徴課税(あとから追加で払う税金)も高額です。
「自分の家は関係ない」と思っている人ほど、注意が必要です。
よくある間違い① 現金にすればバレないと思う
一番多い間違いは、生前にお金を引き出して現金で隠す方法です。
タンスや金庫、家族の家に置いておけば税務署に分からない、と考える人がいますが、これは通用しません。
税務署は、亡くなった人の銀行口座や証券口座を、原則として過去5年分まで調べます。
亡くなる前に大きなお金の動きがあれば、「そのお金はどこに行ったのか」を必ず確認されます。
よくある間違い② 子どもや孫の名義にすれば大丈夫と思う
子どもや孫の口座にお金を移しておけば安心、と考える人もいます。
しかし、お金を出した人が亡くなった人であれば、名義が誰であっても相続財産として扱われます。
これを「名義預金」といい、税務署はすぐに見抜きます。
よくある間違い③ 海外に送金すれば見つからないと思う
最近は、海外にお金を送って隠そうとするケースも増えています。
ですが、国と国の情報共有が進んでおり、多くの国では日本の税務署に情報が伝わります。
海外だから安全、という時代ではありません。
税務署は亡くなる5年前からチェックしている
税務署は、亡くなる前の5年間のお金の動きを細かく調べます。
悪質な場合は、さらに長い期間まで調査されることもあります。
「見つからなければ大丈夫」という考えは、とても危険です。
大切なのは正しい相続対策
相続税で本当に大切なのは、ズルをすることではなく、正しい知識を持つことです。
法律の範囲内で、きちんとした対策を行えば、安心して相続を迎えることができます。
そのためには、税金や法律の専門家に相談することが大切です。
まとめ
相続税は特別な人だけの税金ではありません。
誰にでも関係する可能性があるからこそ、正しい知識を身につけておくことが大切です。
【中学生でもわかる】2026年 労働基準法改正ポイント完全解説
はじめに
2026年に向けて、日本の労働基準法は約40年ぶりといわれる大きな見直しが検討されています。
この改正は、働く人の健康を守り、長時間労働を減らすことが大きな目的です。
本記事では、難しい法律用語を使わず、中学生でも理解できるように改正ポイントを解説します。
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労働基準法改正が行われる背景
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今回の改正が検討されている背景には、次の3つがあります。
・人手不足で長時間労働が増えている
・テレワークや副業など働き方が多様化している
・世界的に「しっかり休む」ことが重視されている
これまでの法律では、こうした変化に対応しきれなくなってきたため、見直しが進められています。
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2026年改正で注目される7つのポイント
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① 14日以上の連続勤務が禁止される可能性
現在は理論上、長期間休みなしで働くことが可能でした。
改正後は「最大13日まで」とする案が検討されており、働く人の健康を守る狙いがあります。
② 勤務と勤務の間は11時間休むルール
仕事が終わってから次の仕事まで、原則11時間あける制度です。
十分な睡眠や休息を確保することが目的です。
③ 法定休日をあらかじめ決める必要
会社は「この日が法定休日です」と事前に決める必要が出てきます。
休日の考え方を明確にし、トラブルを防ぐためです。
④ 週44時間特例の廃止
一部の業種で認められていた「週44時間労働」が廃止され、原則40時間になります。
⑤ 有給休暇中の給料計算方法の統一
有給休暇を取った日は「通常どおり働いた場合の給料」を支払う形に統一される方向です。
これにより、有給が取りやすくなります。
⑥ 「つながらない権利」の考え方
仕事時間外に、上司や会社から連絡を受けない権利について、国がルール作りを進めています。
⑦ 副業・兼業の労働時間管理の見直し
副業をしている人の労働時間計算が簡素化され、企業側の管理負担が軽くなる見込みです。
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中小企業への影響
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改正により、勤怠管理の見直しや就業規則の変更が必要になります。
一方で、働きやすい職場づくりにつながり、採用や定着率の向上が期待されます。
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今から準備しておくべきこと
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・労働時間と休日のルールを確認する
・就業規則を最新の内容に近づける
・勤怠管理システムの対応状況を確認する
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まとめ
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2026年の労働基準法改正は、企業にとっても働く人にとっても重要な転換点です。
早めに内容を理解し、準備を進めることが安心につながります。
中学生でもわかる!社会保険料控除を使った節税のしくみ
このページでは、「社会保険料控除(しゃかいほけんりょうこうじょ)」という制度について、中学生でもわかるように説明します。会社員、主婦、年金生活の人にも関係があります。
1.社会保険料控除ってなに?
社会保険料控除とは、国民年金や健康保険などの社会保険料を払った人が、その金額を収入から差し引いて税金を計算できる制度です。
収入から差し引ける=税金が安くなる、ということです。
2.なぜ『いちばん所得が多い人』が払うとおトク?
税金は、所得(もうけ)が多い人ほど高い割合でかかります。
そのため、家族の中でいちばん所得が多い人が、配偶者や家族の社会保険料を支払うと、高い税率で控除を使えるため、家計全体で見て節税効果が大きくなります。
3.会社員でも確定申告が必要な場合がある
会社員はふつう年末調整で税金の計算が終わりますが、次のような場合は確定申告をすると税金が戻ることがあります。
・家族(専業主婦など)の社会保険料を自分が払っている
・生命保険料や医療費が多くかかった
4.年金生活者・主婦も関係ある?
年金収入が400万円以下の人は、原則として確定申告は不要です。
しかし、家族の社会保険料や生命保険料を支払っている場合、確定申告をすると税金が戻ってくることがあります。
5.医療費控除もあわせてチェック
1年間に払った医療費が次の金額を超えた場合、医療費控除が使えます。
・医療費が10万円を超えた場合
・総所得が200万円未満の場合は、総所得の5%を超えた分
病院代だけでなく、薬代、通院の交通費、入院費用も含まれます。
6.まとめ
・社会保険料控除は税金を減らせる大切な制度
・家族でいちばん所得が多い人が払うと節税効果が大きい
・会社員、主婦、年金生活者も確定申告で得することがある
知らないと使えない制度なので、必ず確認しましょう。
年金は65歳と75歳、どっちでもらうのが正解?中学生でもわかる「損しない」選び方
「年金っていつからもらうのが一番いいの?」 「長生きしないと損をするって本当?」
そんな疑問を抱えている方は多いはず。実は、年金をもらうタイミングを「65歳」から「75歳」に遅らせるだけで、もらえる金額は**最大84%**もアップします。
でも、ちょっと待ってください。「金額が増える=お得」と単純に決めてしまうのは危険です。この記事では、どちらが得策かを判断するための「損益分岐点」や「ライフスタイル」について、どこよりも分かりやすく解説します!
1. 年金の仕組みを「お小遣い」で例えてみよう
まず、年金の仕組みをシンプルに理解しましょう。
国からもらう年金は、「一生もらえるお小遣い」のようなものです。 基本は65歳からスタートしますが、自分で「もっと後からでいいよ!」と宣言することができます。
- 65歳からもらう: 基準となる「100%」の金額をもらう。
- 75歳からもらう: 待ったご褒美として、毎月の金額が「184%」に増える。
2. 75歳まで待つと、どれくらい増えるの?
具体的にどれくらい増えるのか、計算式はとてもシンプルです。 **「1ヶ月遅らせるごとに 0.7% ずつ増える」**というルールがあります。
- 65歳から75歳まで(10年間)待った場合: 120ヶ月 × 0.7% = 84%アップ!
もし、65歳で月15万円もらえる人なら、75歳まで待つと月27.6万円になります。この差は一生続きます。これだけ見ると「75歳まで待ったほうが絶対いいじゃん!」と思いますよね。
3. 「損益分岐点」を知ろう(何歳まで生きれば得?)
ここからが本題です。75歳からもらい始めた場合、「65歳からコツコツもらい始めた人の合計額」をいつ追い越すのか? という問題です。これを「損益分岐点」と呼びます。
結論から言うと、答えはこうなります。
- 86歳11ヶ月: ここで「75歳からもらい始めた人」が、総額で「65歳からの人」を追い越します。
つまり、87歳以上長生きするなら、75歳からもらったほうがお得ということです。逆に、86歳より前に亡くなってしまうと、65歳からもらっておいたほうが手元に残るお金は多かった、ということになります。
4. どっちを選ぶべき?判断シート
「自分が何歳まで生きるかなんてわからないよ!」という方のために、プロの視点で判断基準をまとめました。
【65歳からもらったほうがいい人】
- 今すぐお金が必要な人: 生活費が足りない場合は、迷わずもらいましょう。
- 健康に不安がある人: 早くもらって、動けるうちに人生を楽しむのも一つの知恵です。
- 自分で運用できる人: 年金を元手に投資をして、自分で増やせる自信がある人。
【75歳まで待ったほうがいい人】
- 75歳まで働ける人: 給料があるうちは、年金を増やしておく「貯金」のような感覚で待つのもアリです。
- 「長生きリスク」に備えたい人: 100歳まで生きる時代、後半にお金がたっぷりある安心感は大きいです。
- 健康で長生きする自信がある人: 87歳以上生きるなら、これ以上の投資はありません。
5. 税金と社会保険料の「落とし穴」に注意!
ここが一番重要です。 「年金の額が増える」=「手元に残るお金が同じだけ増える」ではありません。
日本には、**「稼ぐほど税金や保険料が高くなる」**というルールがあります。 75歳から年金をドカンと増やすと、その分、引かれる税金や介護保険料も一気に高くなります。
プロのアドバイス: 額面では84%増えても、実際に使える「手取り」で見ると、そこまで増えないケースもあります。この「税金の壁」を考慮して、70歳くらいで受け取り始める「間をとる作戦」も非常に人気です。
6. まとめ:正解は「あなたの人生プラン」次第
- とにかく総額で得をしたいなら、87歳以上生きる覚悟で「75歳」!
- 今の生活を充実させ、早くから安心したいなら「65歳」!
どちらが正解というものはありません。「いつまで働きたいか?」「どんな老後を送りたいか?」を家族で話し合うきっかけにしてみてくださいね。
【中学生でもわかる】税務署の新AIシステムと相続税の話
はじめに
年末年始に「相続」について家族で話し合うことはとても大切です。
今回は、税務署がどのように相続税をチェックしているのか、そして新しく始まるAIシステムについて、できるだけやさしく説明します。
相続税の調査は誰でも対象になる
「相続税の調査はお金持ちだけ」と思われがちですが、実際はそうではありません。
令和6事務年度では、全国で9,512件の相続税調査が行われ、そのうち約82%で申告漏れが見つかっています。
つまり、一度調査に入られると、多くのケースで税金の追加支払いが発生しているのです。
しかも、1件あたりの追加税額は平均867万円。
決して小さな金額ではありません。
税務署はどうやって調査する人を決めるの?
税務署は「国税総合管理システム(KSK)」という大きなデータベースを使っています。
この中には、次のような情報が集められています。
・過去の所得税や贈与税の申告内容
・銀行や証券会社の預金・株式などの情報
・土地や建物など不動産の情報
・生命保険金の支払い状況
さらに、海外の銀行口座についても、国際的な仕組みを通じて情報が共有されています。
そのため、「海外にお金を置けばバレない」という考え方は通用しません。
申告内容とデータが違うと調査対象に
相続税の申告で出した財産の金額と、KSKにある情報を比べて、大きな違いがあると調査対象になります。
たとえば「申告では1億円なのに、データ上は2億円くらいありそう」という場合です。
新しいシステム「KSK2」とは?
国税庁は、2026年9月から「KSK2」という新しいシステムを使い始める予定です。
これにより、調査の精度はさらに高くなります。
ポイント① 紙の書類もすべてデータ化
手書きの申告書もAIで読み取ってデータにします。
紙で出しても、すべてデジタルで管理されます。
ポイント② 税金の種類をこえて情報をチェック
所得税・相続税などの情報をまとめて確認できます。
そのため、「収入は少ないのに預金が多い」といった不自然な点が見つかりやすくなります。
特に注意されるのが、家族名義の預金や株です。
実際に誰が管理していたかが重要で、名義だけでは判断されません。
ポイント③ 調査官がその場で情報を確認
税務調査の現場で、すぐにデータを確認できるようになります。
AIを使って、平均と比べておかしい数字も見つけられます。
私たちへの影響
・申告書の様式が新しくなる
・税務署からの通知が電子化される
・e-Taxがより使いやすくなる
これから大切な考え方
これからの時代は「見つからない」ではなく「見られている」が前提です。
正しく申告することが、いちばん安全で確実な相続対策になります。
おわりに
相続は、早めに正しい知識を持つことが大切です。
不安がある場合は、専門家に相談し、正しい申告を心がけましょう。
「税務署で相談したのに…」相続税で損しないために知っておくべき大切な話
■ はじめに
相続税の申告をするとき、「よく分からないから税務署に聞いてみよう」と考える人はとても多いです。
税務署に相談すること自体は、決して悪いことではありません。
ただし、ある前提を知らずに相談してしまうと、あとで「損をしてしまった…」と後悔することがあります。
この記事では、「税務署相談の正しい使い方」を中学生でも分かるように説明します。
■ 税務署は何を教えてくれる場所?
税務署が教えてくれるのは、次のような内容です。
・申告書の書き方
・法律上の基本ルール
・一般的な取り扱い
一方で、次のようなことは教えてくれません。
・どの方法が一番税金が安くなるか
・あなたにとって一番有利な選択肢
・節税の具体的なアイデア
税務署は「正しい申告」を教える場所であって、「一番得する申告」を考えてくれる場所ではないのです。
■ 税務署の説明を信じても、責任は取ってもらえない
とても大事なポイントがあります。
それは、税務署の説明どおりに申告しても、間違いがあれば責任は自分にあるということです。
税務署の相談は、すべての資料を細かく確認したうえでの判断ではありません。
あくまで「一般的な説明」にすぎません。
そのため、あとでミスが見つかっても、「税務署に言われたから」という理由で許されることはありません。
■ なぜ間違いが起こるのか?
税務署の説明が間違っているとは限りません。
問題は、「前提条件がズレてしまう」ことです。
たとえば、
・相続人が後から増えた
・思っていたより財産が多かった
・土地や株が含まれていた
このように前提が変わると、正解も変わります。
前提が違えば答えが変わるのは当然で、その責任は相談した人にあります。
■ 後悔しないための2つの対策
税務署相談で失敗しないために、次の2つを意識しましょう。
① 税務署相談は万能ではないと知る
税務署は「参考意見」をくれる場所であり、最終判断をしてくれる場所ではありません。
② 相談前に条件を整理する
最低限、次の内容は整理しておきましょう。
・相続人は何人か
・財産の全体像(預金・土地・建物・株など)
・名義が違う財産がないか
■ 税務署と税理士の違い
自分で申告書を作るのも一つの選択です。
ただし、その場合、間違えたときのリスクはすべて自分で負うことになります。
一方、税理士に依頼すれば、
・有利不利を考えたアドバイス
・責任ある判断
・税務調査まで見据えた対応
が期待できます。
■ まとめ
税務署相談は便利ですが、使い方を間違えると損をすることがあります。
「何を教えてくれる場所なのか」を正しく理解したうえで利用することが大切です。
【完全初心者向け】新NISAの始め方を0から解説
はじめに
NISAは「投資の利益に税金がかからなくなる制度」です。
難しそうに見えますが、仕組みはとてもシンプルです。
この資料では、中学生でも理解できるように順番に説明します。
第1章 NISAとは?
NISAとは、投資で得た利益(値上がり益・配当)に税金がかからない制度です。
通常、投資の利益には約20%の税金がかかります。
例:
利益100万円 → 通常は約80万円しか残らない
NISAなら → 100万円そのまま受け取れる
これが「利益が1.25倍になる」と言われる理由です。
第2章 投資とは何か
投資とは「お金に働いてもらうこと」です。
ギャンブルは運まかせですが、投資は成長に期待します。
第3章 長期・分散・積立が王道
・長期:長く持つほど安定しやすい
・分散:たくさんの会社に分ける
・積立:毎月コツコツ買う
第4章 投資信託とは
投資信託は、みんなのお金をまとめて専門家が運用します。
100円から世界中に分散投資できます。
第5章 新NISAの2つの枠
つみたて投資枠:初心者向け(投資信託のみ)
成長投資枠:慣れてから使えばOK
第6章 おすすめ商品
・全世界株式(オルカン)
・米国株式(S&P500)
第7章 まとめ
大切なのは「始めて、続けること」です。
最初は少額でも問題ありません。
暗号資産の税金が変わる?中学生でもわかる超やさしい解説
2026年度の税制改正で、暗号資産(仮想通貨)の税金の考え方が大きく変わる予定です。これまで難しいと言われてきた暗号資産の税金について、中学生でも分かるように、説明します。
① そもそも「所得区分」ってなに?
国は、もうけ(所得)を種類ごとに分けて、税金の計算方法を決めています。
【これまで】
暗号資産の利益 → 雑所得(ざつしょとく)
・給料などと合算して税金を計算
・もうかるほど税率が上がる(最大55%)
【これから(予定)】
暗号資産の利益 → 譲渡所得(じょうとしょとく)
・株やFXと同じ「申告分離課税」
・税率は一律 約20%
② 図で見る税金の違い
【総合課税(今まで)】
給料 + 暗号資産の利益 = 合計に高い税率
【分離課税(これから)】
給料 → 今まで通り
暗号資産 → 約20%で別計算
③ 実際どれくらい安くなるの?
例:給料500万円、暗号資産で500万円もうけた場合
・今まで:約169万円の税金
・改正後:約133万円の税金
→ 約36万円も税金が安くなります
④ いちばん大きなメリット
暗号資産で大きくもうけても、税率が上がらないことです。
今までは、もうかるほど税率が上がる仕組みでしたが、これからは金額に関係なく約20%で固定されます。
⑤ 損をしてもムダにならない仕組み
新しく「損失の3年間繰越控除」が導入される予定です。
これは、今年の損を、次の年以降のもうけと相殺できる制度です。
【例】
2027年:100万円の損
2028年:200万円のもうけ
→ 200万円 − 100万円 = 100万円にだけ税金
⑥ 注意点もある
もともと税率が低い人は、逆に税金が増える可能性があります。
また、すべての暗号資産取引が対象になるとは限らず、取引の種類によっては今まで通りの課税が残る可能性もあります。
⑦ まとめ
・暗号資産の税金は大きく変わる予定
・高所得者・大きくもうけた人ほど有利
・損をしても将来に活かせる
・ただし条件付きなので注意が必要
