法人を設立すると、税金だけでなく社会保険との関係も大きく変わります。
ここでは、中学生でも理解できるようにポイントを整理しながら解説します。
【1】法人になると社会保険の加入が義務に
法人は、社長1人の会社であっても「健康保険」と「厚生年金」に加入する必要があります。
これは個人事業主と大きく異なる点で、会社を作ると自動的に社会保険の対象になる仕組みです。
【2】社会保険は会社と個人が半分ずつ負担
健康保険と厚生年金の保険料は、会社と役員・従業員でおよそ半分ずつ負担します。
そのため、会社の支出は個人事業主のときより増えることがありますが、将来的な年金額が増えるなどのメリットもあります。
【3】従業員を雇う場合はさらに重要に
人を雇うと、その人も社会保険の対象になります。
会社は従業員の社会保険料の半分を負担し、給与から残りの半分を天引きして納付します。
【4】社会保険加入で信用力がアップ
社会保険に加入している会社は、金融機関からの評価や取引先の信頼度が高くなる傾向があります。
法人としてしっかり運営されている証明にもなるため、長期的には大きなプラスとなります。
【5】法人と社会保険の基本まとめ
・法人は社会保険に加入が必要
・社長1人でも加入する義務がある
・保険料は会社と個人が半分ずつ
・従業員が増えるほど社会保険料の総額も増える
・信用力が上がるなどのメリットもあり
