贈与税は、「誰かからお金や財産をもらったとき」にかかる税金です。中学生でもイメージしやすく、日常の例に置き換えて説明します。
■ 贈与税とは?
家族や知人からお金・土地・建物・株などをもらったとき、そのままだとお金持ちほど得をしてしまうため、公平さを保つためにつくられた制度です。
■ なぜ贈与税があるの?
贈与税は「相続税」とセットで考えられており、生きているうちに財産をたくさん渡すと相続税が減ってしまうため、それを調整する目的もあります。
■ 基礎控除(年間110万円)とは?
贈与税には年間110万円までの“非課税枠”があります。たとえば親から1年間で90万円をもらっても税金はゼロです。しかし150万円をもらうと、150万円-110万円=40万円に税金がかかります。
■ 贈与税の計算イメージ
1. 1年間にもらった総額を合計する
2. 110万円を引く
3. 残りが「課税対象額」
4. 税率をかけて税額を計算する
税率は金額が大きくなるほど高くなる仕組みです。
■ 具体例
・もらった額:200万円
・基礎控除:110万円
・課税対象:90万円
この90万円に対して税率10%をかけると、贈与税は9万円になります。
■ どんな贈与が対象になる?
・現金
・不動産(家や土地)
・有価証券(株など)
・車
・価値のある物
これらを“ただで”もらったときに課税対象になります。
■ 申告の必要があるケース
年間110万円を超えたときは、翌年2月1日〜3月15日に税務署へ申告が必要です。
■ 子どもへの教育資金・結婚資金などの特例
一定の条件を満たすと、非課税で贈与できる特例制度もあります。
■ 注意点
・家族間でも贈与は税金の対象
・銀行での振込記録は証拠になる
・「名義預金」(親が勝手に子名義の口座にためたお金)は贈与とはみなされない
■ 贈与税を避けるためのポイント
・毎年少しずつ渡す
・贈与契約書を作る
・生活費や学費は原則として贈与にならず、税金はかからない
以上が基本的な考え方です。図解も参考にしながら読み進めてください。
