みなさんは「相続対策」という言葉を聞いたことがありますか?
ニュースやドラマなどで「相続トラブル」や「遺産争い」という言葉を耳にすることもありますよね。
相続対策とは、亡くなったあとに家族が困らないように、財産の分け方や税金の準備をしておくことです。
この記事では、中学生でもわかるように、相続対策の基本をやさしく解説します。
このページの目次
1.そもそも「相続」ってなに?
相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産を家族などが引き継ぐことをいいます。
財産には、現金や預金だけでなく、家や土地、株式、自動車、そして借金なども含まれます。
【例】
お父さんが亡くなって、家と預金を家族が受け継ぐ。これが「相続」です。
▼図:相続のイメージ
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[被相続人(亡くなった人)]
┌────┴────┐
[配偶者] [子ども]
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2.なぜ相続対策が必要なの?
相続はお金の話だけではなく、「家族の気持ち」も関係します。
相続対策をしていないと、次のようなトラブルが起こることがあります。
・兄弟で財産の分け方でもめる
・家を売らないと税金が払えない
・借金の存在を知らずに引き継いでしまう
こうした問題を防ぐために、「相続対策」をしておくことが大切なのです。
3.相続対策の3つの柱
相続対策には大きく分けて「3つの柱」があります。
① 財産を“もめないように分ける”対策(=分割対策)
② 相続税を“できるだけ減らす”対策(=節税対策)
③ 税金を“きちんと払えるようにする”対策(=納税対策)
この3つをバランスよく考えることが、良い相続対策のポイントです。
▼図:相続対策の3つの柱
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①分割対策 ②節税対策 ③納税対策
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4.分割対策(家族がもめないようにする準備)
財産の分け方を明確にしておくことで、家族のトラブルを防ぐことができます。
代表的な方法は「遺言書(ゆいごんしょ)」を作ることです。
【遺言書で決めておく内容】
・誰に何を渡すか(家・お金・株など)
・分け方のルール
・遺言執行者(ゆいごんを実行する人)
また、生前に家族と話し合っておくことも大切です。
5.節税対策(税金を減らす工夫)
相続税は、もらう財産が多いほど高くなります。
しかし、法律の中には「税金を軽くする仕組み」もあります。
【代表的な節税方法】
・生前贈与(生きているうちに財産を少しずつ渡す)
・配偶者控除や基礎控除の活用
・生命保険の非課税枠を使う
無理に税金を減らすより、正しい方法を使うことが大事です。
6.納税対策(税金を払えるようにする準備)
相続税は「現金で一括納付」が原則です。
家や土地ばかりを相続すると、現金が足りなくなることがあります。
【納税対策のポイント】
・生命保険を活用して現金を準備
・不動産を一部売却して資金確保
・延納や物納の制度を知っておく
事前に計画しておけば、家を守りながら納税することも可能です。
7.専門家に相談することの大切さ
相続対策は、家族の状況や財産の種類によってベストな方法が違います。
税理士・司法書士・弁護士など、専門家に相談することでトラブルを防ぎ、安心して準備を進められます。
早めに話し合い、少しずつ準備していくことが成功のカギです。
8.まとめ
相続対策は「家族を守るための思いやり」です。
この記事で紹介したポイントをおさらいしましょう。
・相続とは、財産や想いを受け継ぐこと
・トラブルを防ぐには『分割・節税・納税』の3つが大切
・早めに準備して、家族で話し合うことが大事
相続対策は、今からでも始められます。家族の笑顔を守るために、少しずつ行動していきましょう。
