株の取引は確定申告した方がお得?中学生でもわかる完全ガイド

【この記事のポイント】

・株の確定申告は「必ずした方が得」とは限らない

・税金の還付や損失の繰越ができる場合は申告が有利

・源泉徴収ありの特定口座なら申告不要のケースも多い

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■ 株の確定申告とは?

株の取引で利益が出ると、原則として約20%の税金(所得税+住民税)がかかります。

多くの人は証券会社の「特定口座(源泉徴収あり)」を使っているため、

利益が出た時点で税金が自動的に引かれます。

この場合、基本的には確定申告は不要です。

ただし、次のようなケースでは、確定申告をした方が税金面で有利になる可能性があります。

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■ 確定申告をした方が有利になるケース①

【複数の証券会社で取引している場合】

例えば:

・A証券:+100万円(利益)

・B証券:▲100万円(損失)

証券会社ごとに税金計算が行われるため、

A証券の利益100万円には税金がかかります。

しかし、全体では±0円です。

このままだと、本来払わなくてよい税金を払ったままになります。

→ 確定申告をすると…

A社とB社の損益を合算(損益通算)でき、

引かれていた税金が還付されます。

★ポイント:

複数口座がある人は要チェックです。

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■ 確定申告をした方が有利になるケース②

【年間トータルがマイナスの場合】

株で損失が出た年は、確定申告をすることで、

その損失を「3年間繰り越す」ことができます。

これを「損失の繰越控除」といいます。

■ 例

2025年:▲100万円(損失)

2026年:+300万円(利益)

2025年に確定申告をしていれば…

→ 2026年の課税対象は

300万円 − 100万円 = 200万円

となり、税金が軽くなります。

※注意:

損失繰越を使うには、損失が出た年に必ず確定申告が必要です。

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■ 逆に、確定申告をしなくていいケース

次の条件がそろっている場合は、通常は申告不要です。

・すべての証券口座が利益

・特定口座(源泉徴収あり)を利用

・他の特別な事情がない

この場合、税金はすでに完結しています。

無理に申告すると、手間だけ増える可能性があります。

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■ 確定申告をしない方がよい場合(注意点)

【扶養に入っている人】

損失繰越などを目的に確定申告をすると、

所得の計算方法によっては扶養判定に影響する可能性があります。

特に注意が必要なのは:

・配偶者控除

・扶養控除

・社会保険の扶養

などです。

ケースによっては、

「税金は得したが、扶養から外れて逆に負担増」

ということもあり得ます。

★重要:

扶養に入っている人は、申告前に必ずシミュレーションを行いましょう。

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■ まとめ

株の確定申告は、全員がした方が得になるわけではありません。

【申告が有利になりやすい人】

・証券口座が複数ある

・年間損益がマイナス

・将来の利益と相殺したい

【申告不要になりやすい人】

・特定口座(源泉徴収あり)で利益のみ

・扶養への影響を避けたい

最終判断は、株以外の所得や家族状況によって変わります。

不安な場合は、税理士や証券会社に確認すると安心です。

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