中学生でもわかる公的年金のすべて
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■ はじめに
2026年度の年金は、
- 国民年金:+1.9%
- 厚生年金:+2.0%
と、4年連続で増額となりました。
一見すると「年金が増えて安心」と思うかもしれませんが、実際には
- 物価上昇
- 医療費の増加
- 将来の年金不安
といった問題があり、「年金だけで生活できるのか?」という不安はむしろ強まっています。
そこでこの記事では、
- 年金の仕組み(超シンプル解説)
- 月15万円もらえる人の割合
- 最新の制度改正
- 老後に向けた現実的な対策
を中学生でも理解できるレベルでわかりやすく解説します。
■ 1. 日本の年金は「2階建て構造」
日本の年金は、家に例えると次のような構造です。
【図:年金の仕組み】 2階:厚生年金(会社員・公務員)
──────────────
1階:国民年金(全員)
──────────────
■ 1-1 国民年金(1階部分)
まずは全員が入る「土台」です。
- 対象:20歳〜60歳のすべての人
- 保険料:約17,920円/月(2026年)
- 満額:約70,608円/月
ポイント
👉 誰でももらえるが「最低限レベル」
■ 1-2 厚生年金(2階部分)
会社員や公務員が上乗せで加入します。
- 給料に応じて保険料が決まる
- 加入期間が長いほど増える
- 将来の受給額に大きく影響
イメージ
年収が高い × 長く働く
↓
年金が多くなる
■ 2. 2026年の年金額(最新)
2026年度の目安は以下の通りです。
- 国民年金(満額):約7万円
- 厚生年金(夫婦):約23.7万円
つまり、
■ 1人の場合の目安
👉 約15万円前後
■ 3. 月15万円もらえる人はどれくらい?
結論から言うと
👉 約49.8%(半数以下)
■ 分布イメージ
少ない人 ←──────→ 多い人
7万 10万 15万 20万 ↑ここが平均
平均は約15万円ですが、
- 10万円台前半の人も多い
- 20万円以上は一部
つまり
👉 「平均=普通」ではない
■ 4. 年金に差が出る3つの理由
① 年収
高収入ほど年金が増える
② 加入期間
長く働くほど有利
③ 働き方
- 正社員 → 有利
- 非正規 → 不利
■ 5. 2025年の年金制度改正(重要)
今回の改正はかなり重要です。
① 社会保険の加入拡大
パートでも厚生年金に入りやすくなる
👉 将来の年金が増える
② 在職老齢年金の見直し
働いても年金が減りにくくなる
👉 「働き損」が減る
③ 遺族年金の男女差是正
男女で差があった制度を改善
④ 上限引き上げ
高所得者の保険料アップ
👉 年金も増える
■ 6. 老後のリアルな生活費
一般的な目安
- 生活費:約15万〜20万円
- 国民年金のみ:約7万円
■ 差額
生活費 20万円
年金 7万円
────────
不足 13万円
👉 かなり不足するのが現実
■ 7. 今からできる対策
① 長く働く
→ 最も確実
② iDeCo(個人年金)
→ 節税+老後資金
③ NISA(投資)
→ 資産形成
④ 繰下げ受給
→ 最大1.84倍
■ まとめ
2026年の年金制度は改善されているものの、
- 月15万円以上もらえる人は半数以下
- 国民年金だけでは生活困難
という現実は変わりません。
だからこそ重要なのは
👉 「制度を理解すること」
👉 「自分の年金額を知ること」
👉 「早めに対策すること」
です。
年金は「知らない人が損をする制度」です。
今のうちに正しく理解し、自分に合った老後設計を進めていきましょう。
