「おじいちゃんが亡くなったけど、どこにいくらお金があるのかわからない…」
そんな時、最初に行うのが**「相続財産調査(そうぞくざいさんちょうさ)」**です。
これを適当にやってしまうと、後から「実は借金があった!」「隠れたお宝が出てきて税金のペナルティを受けた!」なんてトラブルになりかねません。今回は、プロの視点から、誰でもわかるように調査のコツを解説します!
このページの目次
1. そもそも「相続財産調査」ってなに?
亡くなった人(被相続人)が持っていた「プラスの財産」と「マイナスの財産」をすべて洗い出す作業のことです。
- プラスの財産: 現金、銀行預金、家、土地、株、車、骨董品など
- マイナスの財産: 借金、未払いの税金、ローンなど
2. 【図解】種類別!財産の調べ方リスト
どこを調べればいいか、一目でわかる表にまとめました。
| 財産の種類 | 調べる場所・方法 | 必要なもの |
| ① 現金 | 自宅の金庫、引き出し、仏壇、タンス | エンディングノートなど |
| ② 預貯金 | 銀行の窓口(残高証明書をもらう) | 通帳、キャッシュカード |
| ③ 不動産 | 市役所(名寄帳)、法務局(登記簿) | 固定資産税の通知書 |
| ④ 株・証券 | 証券会社、証券保管振替機構(ほふり) | 取引報告書、通知状 |
| ⑤ 動産(車等) | 専門の買取店、鑑定士 | 車検証、保証書 |
3. 具体的な調査のステップ
① 銀行口座を見つける(預貯金)
家にある通帳を探すのが第一歩です。もし通帳がなくても、近くの銀行に「口座はありませんか?」と聞く(照会)ことができます。
★ポイント: 預金の価値は「亡くなった時」ではなく「話し合い(遺産分割)をする時」の金額で計算します。
② 土地や家を特定する(不動産)
毎年春ごろに届く「固定資産税の納税通知書」が最大の手がかりです。それがない場合は、市役所で「名寄帳(なよせちょう)」というリストをもらえば、その市にある不動産が丸わかりになります。
③ 株や証券を調べる
どこの証券会社かわからない時は、「証券保管振替機構(通称:ほふり)」にネットや郵送で問い合わせると、取引先の証券会社を教えてくれます。
4. 知っておきたい「評価(値段)」のルール
財産を見つけたら、それが「いくらか」を決めます。
- 不動産はもめやすい: 土地の値段は「役所の評価」と「実際に売れる値段(時価)」が違うため、プロの鑑定士に頼むこともあります。
- お宝(骨董品など): 価値があるもの(車や美術品)だけを対象にします。リサイクルショップや専門の鑑定士に見てもらいましょう。
まとめ:正確に調べることが「円満」の秘訣
調査が漏れていると、後から親戚同士でケンカになったり、税務署から怒られたりします。「何がどこにあるか」をしっかりリストアップすることが、家族を守ることにつながります。
次はこれをしよう!
まずは家の中にある「通帳」「証券会社からの手紙」「役所からの封筒」を一箇所に集めることから始めてみましょう!
