「税務署で相談したのに…」相続税で損しないために知っておくべき大切な話

■ はじめに

相続税の申告をするとき、「よく分からないから税務署に聞いてみよう」と考える人はとても多いです。

税務署に相談すること自体は、決して悪いことではありません。

ただし、ある前提を知らずに相談してしまうと、あとで「損をしてしまった…」と後悔することがあります。

この記事では、「税務署相談の正しい使い方」を中学生でも分かるように説明します。

■ 税務署は何を教えてくれる場所?

税務署が教えてくれるのは、次のような内容です。

・申告書の書き方

・法律上の基本ルール

・一般的な取り扱い

一方で、次のようなことは教えてくれません。

・どの方法が一番税金が安くなるか

・あなたにとって一番有利な選択肢

・節税の具体的なアイデア

税務署は「正しい申告」を教える場所であって、「一番得する申告」を考えてくれる場所ではないのです。

■ 税務署の説明を信じても、責任は取ってもらえない

とても大事なポイントがあります。

それは、税務署の説明どおりに申告しても、間違いがあれば責任は自分にあるということです。

税務署の相談は、すべての資料を細かく確認したうえでの判断ではありません。

あくまで「一般的な説明」にすぎません。

そのため、あとでミスが見つかっても、「税務署に言われたから」という理由で許されることはありません。

■ なぜ間違いが起こるのか?

税務署の説明が間違っているとは限りません。

問題は、「前提条件がズレてしまう」ことです。

たとえば、

・相続人が後から増えた

・思っていたより財産が多かった

・土地や株が含まれていた

このように前提が変わると、正解も変わります。

前提が違えば答えが変わるのは当然で、その責任は相談した人にあります。

■ 後悔しないための2つの対策

税務署相談で失敗しないために、次の2つを意識しましょう。

① 税務署相談は万能ではないと知る

税務署は「参考意見」をくれる場所であり、最終判断をしてくれる場所ではありません。

② 相談前に条件を整理する

最低限、次の内容は整理しておきましょう。

・相続人は何人か

・財産の全体像(預金・土地・建物・株など)

・名義が違う財産がないか

■ 税務署と税理士の違い

自分で申告書を作るのも一つの選択です。

ただし、その場合、間違えたときのリスクはすべて自分で負うことになります。

一方、税理士に依頼すれば、

・有利不利を考えたアドバイス

・責任ある判断

・税務調査まで見据えた対応

が期待できます。

■ まとめ

税務署相談は便利ですが、使い方を間違えると損をすることがあります。

「何を教えてくれる場所なのか」を正しく理解したうえで利用することが大切です。

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